ビーグレンの『クレイローション』は、ニキビの炎症を抑えてくれる化粧水として人気です。ニキビ跡が顔に残る私も、よく使っています。ただ、『クレイローション』を使用して、「肌がヒリヒリする」という使用感を述べる人もいます。
ビーグレンの『クレイローション』は、どんな成分でできているのか? 肌のバリア機能を壊すような危険な成分は配合されていないか? 調べてみました。
ビーグレンの化粧水『クレイローション』成分解析
ビーグレンの化粧水『クレイローション』の有効成分は?
肌の悩み | 成分名 | 肌への影響 |
---|---|---|
赤ニキビの炎症 | グリチルリチン酸ジカリウム | 〇 |
グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草(カンゾウ)という植物の根っこに含まれている成分です。炎症を抑える効果があり、医薬品にも使われます。特に、赤ニキビの炎症をしずめる効果が期待できます。
皮膚に対する刺激性も少なく、化粧品に使われてもほぼ問題はありません。
他にはどんな成分が含まれているの?
肌の悩み | 成分名 | 肌への安全性 |
---|---|---|
保湿 | ヒアルロン酸ナトリウム | 〇 |
シミ、そばかす | カモミラエキス | 〇 |
毛穴汚れ | モンモリロナイト | 〇 |
「ヒアルロン酸ナトリウム」には保水力があり、周りの湿度の影響を受けにくい特徴があります。
「カモミラエキス」にはメラニンの生成を抑え、赤みや茶色いシミなどの色素沈着を防いでくれる効果が期待できます。
「モンモリロナイト」は皮脂汚れを吸い寄せてくれます。また、水分子をため込みやすい性質があり、水分の蒸発を防いでくれます。
ニキビに対する有効成分として配合されているこれら3つの成分も、安全性には問題はありません。
ただし、化粧品に含まれている防腐剤や添加物に反応して、肌が荒れてしまうことがあります。ビーグレンの『クレイローション』の場合はどうでしょうか?
ビーグレンの化粧水『クレイローション』でヒリヒリする?危険な成分は含まれているのか?
アットコスメを読むと、b.glenの『クレイローション』を使用して、「ヒリヒリする」「逆に肌が荒れた」と言う人が少なからずいます。
肌なじみはいいのですが、肌荒れが悪化しました。私の肌には合わなかったようです
『クレイローション』には、どんな防腐剤や添加物が含まれているのでしょうか? 一般的にアレルギー反応を起こしやすい成分が、どれだけ配合されているか調べてみました。
成分名 | クレイローションに配合されている? | 敏感肌への影響 |
---|---|---|
バラベン | ✕ | 大いにあり |
エタノール | ✕ | 大いにあり |
1.2−ヘキサンジオール | 〇 | 多少はあり |
濃グリセリン | 〇 | 多少はあり |
着色料(添加物) | ✕ | 多少はあり |
ただし、防腐剤の代用として、「1.2−ヘキサンジオール」が配合されています。
「1.2−ヘキサンジオール」は殺菌作用があり、防腐剤フリーの化粧品に配合されることが多い成分です。とはいえ、パラベンやフェノキシエタノールより刺激は少ないものの、化粧かぶれが起きないとは言い切れません。
また、肌の潤いをサポートする目的で、「濃グリセリン」も配合されています。副作用がほとんどないとはいえ、アルコールの一種なのでアレルギー反応を起こす場合があります。
敏感肌やアトピーもちの人は、ご使用前にパッチテストを行なうことをおすすめします。